
新型コロナウイルス感染癥(COVID-19)によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。
2020年度は、コロナ禍で先行きが不透明ななか、危機に立ち向かう経営の構えをいち早く取り、あらゆる施策を成果創出に繋げてきました。
グローバルに事業を展開する當社にとって、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響は非常に大きく、減収減益となりましたが、將來の成長?発展に向けて経営體質をより一層強化することができたと考えています。
2021年度は、2025年度を最終年度とする戦略経営計畫「FUSION25」の初年度です。
新型コロナウイルスの再拡大のリスクがある一方で、ワクチンの普及による収束や、各國の大型経済対策による景気回復の可能性もあります。
また、新型コロナウイルス以外にも、原材料市況や物流費の高騰、住宅用空調の需要鈍化、業務用空調の回復遅れなど、厳しい狀況が続く見通しです。
このような事業環境のなか、これまで強化してきた身軽で強靭な経営體質をベースに、引きつづき「攻め」と「挑戦」の姿勢で施策を実行し、コロナ前の業績を上回るV字回復を果たしたいと考えています。
配當につきましては、2020年度は現公表通り年間160円の案とさせていただきます(中間配當80円、期末配當80円)。
2021年度につきましては、連結純資産配當率(DOE)や連結配當性向などを総合的に勘案し、年間180円(中間配當90円、期末配當90円)を予定しています。
今後も、さらなる成長?発展に向けた先行投資を実行しながら事業を拡大し、企業価値を向上させて時価総額を高めるとともに、株主への利益還元についても一層の充実を図っていきます。
今後とも當社の経営へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
以 上
2021年5月
代表取締役社長 兼 CEO
十河 政則