地域社會
スポーツの振興のために、ダイキンは地元のスポーツチームのスポンサーやスポーツ大會の協賛などに取り組んでいます。
ダイキン工業は、日本の女子プロゴルフトーナメントの開幕戦である「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」(以下、ダイキンオーキッド)の主催を30年以上にわたり継続しています。
1988年に日本女子プロゴルフツアーの開幕戦として産聲を上げた本大會は、沖縄とともに未來に向かって限りなく前進したいとの思いを込めて、大會理念に“Ever Onward With OKINAWA”を掲げ、沖縄と本土の財界人の交流など、地元に密著した取り組みを行っています。
2021年3月に開催された第34回大會では、新型コロナウイルス感染癥対策の観點から前夜祭とプロアマ大會の開催は中止しましたが、本戦は観客の上限を1,000人とし、感染防止対策を徹底したうえで開催しました。
第34回大會優勝 小祝さくら選手
「ダイキンオーキッド」では、沖縄ゴルフ界の発展と活性化に少しでも寄與したいという願いのもと、1997年から本戦への出場選手の選考を兼ねた「ダイキンオーキッドレディスアマチュアゴルフ選手権(以下、「アマチュア大會」)」を開催しています。
「アマチュア大會」は、沖縄在住および沖縄出身の女性に出場資格があり、これまで、のべ4,500人を超える選手が參加しています。この大會からは、宮里藍さん、比嘉真美子さんのほか、諸見里しのぶさん、新垣比菜さん(ともにダイキン工業所屬)など、18人のプロ選手が生まれています。
本大會前に行われる前夜祭とプロアマ大會は、沖縄と本土の経済人が交流を深める場として定著しています。こうした交流をきっかけに、1990年に「沖縄懇話會」が発足しました?!笡_縄懇話會」には、沖縄と本土から企業経営者が參加し、沖縄のさらなる発展についての提言や各種フォーラムの開催などを活発に行っています。
2000年の沖縄サミットの誘致のほか、2014年には「沖縄懇話會」の議論がきっかけとなり、沖縄大交易會が開催されました。那覇空港の國際物流ハブ化を推進することにより、日本全國の特産品などの海外販路拡大に資することが期待されます。2019年には30周年ラウンドテーブルを開催し、沖縄の未來ビジョンについての議論が交わされました。
1997年の大會より、沖縄県南城市を中心とした地元の皆様にボランティアとして運営に參加していただいています。2021年3月の第34回大會でも多くの方にご協力いただきました。
出場の皆様のご理解とご支援のもとに浄財を募っています。これは主催者の寄付金と合わせて、大會開催地である沖縄県の蕓術?文化?スポーツ?教育等の振興に攜わる個人?団體等の活動を支援する目的で贈呈されています。
2021年3月には、沖縄県の11の個人?団體を選定し、総額730萬円を贈呈。1995年からの支援先はのべ246件、支援総額は1億6,620萬円になりました。
オーキッドバウンティ贈呈式
大會では、多くの子どもたちにゴルフを通じてさまざまなことを學び感じてもらおうと、地元玉城中學校の生徒をトーナメントに招待しています。
女子プロゴルファーたちによる真剣勝負を観戦するだけではなく、グリーンキーパーやマスコミ、トーナメントを運営している人々の働きぶりを見學するなど、総合學習としての役割も擔っています。
ダイキンは海外でもスポーツ支援をしています。
これまで歐州では、サッカー、バレーボール、自転車ロードレースなどへの協賛や支援を行ってきました。近年は、オセアニアでのラグビーチームへの協賛のほか、歐州でのスピードスケート國際大會への支援を行うなど、活動の幅を広げています。
ピルゼン?ホッケーチームに関する書籍の出版を支援