地域社會
企業市民として、事業を展開する各地域のニーズや課題を敏感に捉え、それらを解決に導く貢獻をしていきたいと考えています。
これまで、各地の拠點では従業員が手づくりで、地域社會と交流する催しを企畫してきました。
これからも、従業員が主體となって各地域で何が求められるかを考え実踐することで一層愛され、親しまれるグループをめざします。
各事業場に地域社會とのコミュニケーションを推進する部署?擔當者を配置しています。また、地域住民の代表と定期的な會合を開催するなど、相互交流を積極的に図り、苦情などがあれば受け付けています。また、各工場では、開かれた工場をめざし、地域自治會や住民の方を対象とした工場見學を実施しています。
地域住民の皆様から寄せられた苦情やご意見は、その事業場內で內容を検討し、必要に応じて本社の関係部門と協議のうえ、誠実に対応しています。
2020年度は新型コロナウイルス感染癥拡大の影響により、対面での交流?懇談の機會は減少しましたが、近隣自治會へのマスクの寄付?集會場所の提供、近隣の大型病院へのマスクや雨合羽の寄付を行うなどして、地域の困りごとに対応し、つながりを継続しています。
事業場 | 対話窓口?手段 |
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堺製作所 |
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滋賀製作所 |
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淀川製作所 |
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鹿島製作所 |
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草加事業所 |
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ダイキングループは、工場周辺住民の方々に安心して暮らしていただくために、「安全」を最重要課題と認識し、工場の安全確保に努めています。各工場では、操業に伴う騒音?振動などの発生時に、地域からご連絡いただく窓口を設け、迅速な対応に努めています。
地域自治體との懇談會を通じて安全や防災について話し合うほか、地域の防災訓練に參加するなど、安全な工場に向けた地域との交流に努めています。
2019年度、堺製作所では、地域小學生の防災教育の一つとして、金岡工場の防災取り組みを伝える授業を実施しました。
ダイキングループは萬一の自然災害に備え、各事業場で対策を検討しています。災害時に避難所として工場內グラウンドを提供することはもちろん、備品として水?食料?防災機器などの確保に努めています。
2012年8月、國の中央防災會議は、近い將來起きるとされる南海トラフ巨大地震による被害想定を発表しました。各事業場では、東日本大震災で得た教訓を生かすとともに、新たに公表された被害想定にもとづき地震対策を見直しました。
また、各事業所では毎年防災訓練を実施し、訓練で抽出した課題を検討。國內各拠點では「安否確認システム」を導入し、災害発生時に従業員の安否が把握できる體制を確立しています。
地域の一員として、地元の皆様とのふれあいを大切にしています。ダイキン工業は1973年、他企業に先駆けて「地域社會課」を発足させ、地元の皆様との交流を深めてきました?,F在は「地域社會課」に代わり、各製作所が地域の窓口となって住民の皆様との交流に取り組んでおり、人と人が心ふれあうように、企業も一市民として、地域社會とふれあい、ともに歩むことによって、少しでも地域の豊かな暮らしのお役に立つことができれば、と考えています。
工場見學、夏祭りなどの各種活動を通じて地域住民の方々とコミュニケーションを図り、地域に理解され、地域に貢獻する工場となることをめざしています。
ダイキン盆踴り大會
夏の風物詩、ダイキン工業主催の盆踴り大會は地域の方々が多數參加する大イベントです。 1971年、當社淀川製作所の若手従業員向け厚生施策として企畫された盆踴り大會は、その後、準備段階で地元の方々にも參加していただける、地域ぐるみの大會に発展。企業主催のものでは全國最大級の規模となり、優れた企業文化として國內のみならず國外のメディアからも高い評価を受けています。例年、中國や米國など世界の主要な生産拠點でも開催していますが、2020年度は新型コロナウイルス感染癥拡大の影響により、いずれの地域でも中止となりました。
その代わり淀川製作所は、例年抽選會で提供していたエアコン?空気清浄機を摂津市に寄贈。それらの製品は児童センターや小學校の學童教室などに設置され、子どもたちからのお禮の寄せ書きなどを受け取りました。
鹿島製作所は、神棲市と工場近隣の自治會に空気清浄機を寄贈。神棲市からは感謝狀をいただきました。
ダイキンアメリカ社の盆踴り大會には2萬人の地域住民の皆様が參加
神棲市からの感謝狀
淀川、滋賀、堺、鹿島製作所では、工場周辺の清掃や除草活動に取り組んでいます。
淀川製作所では2003年度より「クリーンアップ作戦」として、地域清掃活動を継続しています。
また、製作所周辺の水路の清掃を、地域の「味生水路を守る會」と共同で実施しています。昨今の豪雨水害リスクの増加、高齢化による清掃擔い手の不足といった地域の方々からの聲を受けて、2009年より毎年120人以上を動員し、協力してきました。しかし2020年度は、新型コロナウイルス感染癥拡大の影響により、いずれも中止となりました。
堺製作所では「堺市まち美化促進プログラム」にもとづき、月1回、従業員全員が交代で地域清掃?美化活動に參加しています。金岡工場では工場周辺緑化と清掃活動を、臨海工場では工場周辺と道路中央分離帯のゴミ回収活動を実施し、それぞれに毎回50人程度が參加しています。金岡工場周辺の清掃活動は、2020年度は中止となりました。
滋賀製作所でも「ゴミゼロ作戦」として年3回の周辺地域の清掃活動を実施し、のべ1,500人が參加しています。
鹿島製作所では、毎月工場周辺の清掃作業を実施しています。歩道?道路排水溝に散亂した木の枝葉などの清掃には、9月から11月の間でのべ350人が參加しました。
東京支社でも、2015年12月に東京都港區とアドプトプログラムの協定を締結し、2016年1月より月1回、JR品川駅港南口周辺の清掃活動を実施しています。
淀川製作所での水路清掃活動
水路清掃活動感謝狀
東京支社での清掃活動
各地域のニーズに応じた貢獻?交流活動に取り組んでいます。
地域に根ざす企業をめざすダイキングループでは、住民の方々により深くご理解をいただけるよう、海外の工場でも積極的に工場見學を受け入れています。
また、海外の各拠點の従業員ボランティアが、周辺地域や景勝地での清掃活動に參加しています。
コロナ禍において食料や資源が行き渡らない人々に対し、乾燥食料品キットや調理済み食品パッケージ、ハンドサニタイザー?フェイスマスク?ハンドウォッシュなどの衛生用品の寄付を行いました。また、政府病院の新型コロナウイルス感染癥患者がいる病棟に対し、2臺の窓用ACを寄贈しました。
2020年10月に発生したイズミール地震の被害者に対し、迅速に寄付を行いました。